こんぬづわ
社労士試験の難敵、労働安全衛生法。択一3点分、選択2点分というこの絶妙な「サブ科目」感。この科目の辛さは、他の科目以上に「つまらなさ」にあると思います。(この試験は全科目超絶つまらないんですけどね)
デリック、作業行動、なんとかベンジジン…しらねーよ!という感じ。
この科目はとにかく「選択式」を意識した対策が必要になります。選択式は「2点分」なので、労基の選択式で判例問題を豪快に外した時を考えると、捨てるに捨てられない絶妙な「存在感」があります。この科目のミッションは、選択式で必ず「1点」を確実にもぎ取ること。
どれくらいの勉強時間をさけるか、そしてどのくらいの「仕上がり」かにもよるんですが、場合によっては択一式はほとんど勉強しなくても良いのでは?とさえ思います。何度も書いている通り基本的に社労士試験は選択式の試験ですからね。
ではその選択式対策をどうするかです。
安全衛生法のテキストを、条文ベースで確認してみてください。かなり「似てるけど違う表現」がありませんか?こういう部分を抜き出して、チェケラーしていくのがこの科目の攻略で重要なポイントになります。
まず試験当日に、空いている空欄について「どの部分について問題を出しているのか」を見抜けるようになっておくこと。次に、この条文ではこの部分は「●●」という表現になり、あの条文では一方で「××」という言葉を使っている!という「違い」を思い出していく作業が重要です。なので、対策としてはこのような微妙な違いをチェケラーしていくのが重要になります。
わかりやすいところで言うと、
「店社安全衛生管理者」なのか、はたまた「店社安全衛生責任者」なのか…「作業行動」なのか「作業環境」なのか。こんな違いを正確に押さえていく感じです。条文ベースで。択一式だと、こんな違いは論点にならないので、「さーーっ」と流して勉強してしまいます。しかし選択式で確実に各科目の合格点を取るのがこの試験のメインミッションなので、こういった微妙な違いを論点にされた時に、確実に押さえていくことが重要になります。「作業行動」と「作業環境」が選択式の選択肢に並んだ時、「こんな言葉はない!!」「この論点の場合はこっちのワードだ!!」とキュピーンこないといけないんですたい。
つまりですね、目的条文の勉強方法と似ているんです、この科目。目的条文って、法律横断的に勉強するじゃないですかー。「福祉の増進」やら何やら、法律毎に言い回しや表現の違いがある部分、それを確実に押さえていくのが目的条文の対策ですが、この科目も同じような「視点」をもって勉強していくことになります。
あとは択一式については「安全管理者」だとか、基本的な事項は確実に押さえておく。これで安全衛生法はOKだと思います。