こんぬづわ
社会保険に関する一般常識いわゆる「社一」。
社労士試験の最終関門にして、何気にボリュームがあって選択式では「5点」配点される、侮れない科目です。
この科目って、なんだか地味だし、最後の最後、直前期にとどめてきな感じで学習を強いられるし、何なら決してボリューム少なくないし、一言で言えば「うっとうしい」ことないですか?(笑)
いやね、わかりますよ。「労基」やら「年金」やらって、やっぱりいかにも「社労士試験」ていう感じだから、一生懸命にやるじゃないですか。「あー合算対象期間あたまはいらねー」とか愚痴りながら。
ところがこの「社一」って、船員保険法だの国民健康保険法だの、超マイナー社保の詰め合わせ的で、あんまりテンション上がらないんですよね。しかも統計とか出て来るし、択一式は配点5点で微妙だし。しかしですね、「選択式」で「5点」配点されていることを考えると、「社一」は、社労士試験におけるメイン科目の一つなんですよね。正直、「選択式で3点」しか配点されていない「労基」よりも、ずっと重要なわけです。
この科目は、法令をガシガシに抑えるのがポイントなのですが、この科目に注力する前に、ぜひ「健康保険法」の完成度を向上してください。「健康保険法」との「違い」を押さえる形で勉強していくと、まず「国民健康保険」と「船員保険」「高齢者医療確保法」なんかが結構頭に入ります。社一において、これらの法律は重要度が高いですから、これらの法律をスムーズに学習していくことができれば、この科目は「一つ一つの論点は単純」なので、あとは知らずに全体的な完成度が上がっていくはずです。
何気に「確定拠出年金法」とか、暗記に苦慮する個所もありますが、もうここはガシガシ暗記していくしかないです。あと何気に目的条文をしっかりと対策する必要があります。
それと、この科目は圧倒的に択一式の勉強量が不足気味になります。なお、このブログでは大原の「経験者上級コース」を推薦しています。このうち「択一式問題集」と「確認テスト」「以前の模試」を使うことで、問題数はカバーします。あと、この科目は選択式が5点と配点が高く、どちらかということここの対策に注力した方が良いです。場合によっては、択一式対策は思い切ってやらず、「選択式対策」をひたすらやるのもOKだと思います。そうすれば自然と択一式の完成度も上がっていくと思うので。
あと、今みたいな「選択運ゲー問題」があまり出ない傾向が続く限り、下手に白書統計対策に力を入れまくる必要はないと思います。昔は最重要科目が「白書統計」でしたけどね。社労士試験は何年かごとに試験委員が変わるので、この傾向が続く今のうちに合格を掴んでおいた方が良いです。
さてこの科目の対策に頭を悩ませる段階というのは、社労士試験について全体的に完成度が上がってきている証拠。大丈夫です、ここまでこれば、あと一歩ですから。
さてこのブログで紹介している勉強方法、使うべき教材は、以下の記事をご参照ください。