社労士ヒーハー!! 合格者が綴る試験対策ブログ

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【社労士試験】選択式で足切りされない勉強方法! 択一式で合格ラインを突破している人の場合

こにゃにゃちは

 

社労士試験の最後の関門が、選択式です。

 

択一式で合格ラインを安定的に取れるようになったら、いよいよ勉強のメインが選択式対策にシフトします。ある意味において、ここからが社労士試験の受験の本当の始まりと言えるかもしれません。

 

選択式って、トレンドがあります。一時期は労一で「運ゲー問題」ばかり出題されてましたが、徐々に変わってきているように感じます。努力が実を結びやすくなっているのは本当に良い傾向です。

 

選択式は、労基+安衛、労災、雇用、健保、国年、厚年、社一、労一の8科目、それぞれ5点満点。8科目全てで、基準点を取らなくてはなりません。

 

社労士試験で不合格になる多くのケースが、この選択式での基準点割れ。もちろん、試験当日までに択一式が合格ラインに到達していなかった場合は除いてです。

 

ではこの基準点割れをしない勉強方法、どうやってすすめれば良いのでしょうか。

今回はそのあたりを少し書いていこうと思います。

 

まず模試などで、択一式で安定的に想定合格ライン+5点くらい、大体49点~50点台前半位をとれるレベルまで学力を引き上げます。安定的にというのがポイントで、ちょっと調子悪くて今回は想定合格ラインぎりぎりでした、みたいな時がある人は、まだまだ仕上がっていないので、択一式対策を中心に学習します。

 

このラインが、選択対策に力を入れはじめるスタートラインだと思います。択一式はここまでくると、学力が落ちない程度に復習していればOKなので、学習の中心が自然と選択式対策に移っていきます。

 

さて選択式対策ですが、

 

①メイン教材

②テキスト読み

判例対策

④目的条文対策

⑤社一、労一の学習

⑥白書、統計対策

 

この6つがテーマになります。

 

メイン教材はまずTACの合格のツボ(選択編) がおすすめです。

 

TACの合格のツボ(選択編) はボリュームと質のバランスが秀逸です。選択式の問題集も4回転~5回転はしたいのですが、このボリュームであればそれが可能です。基本的には全て満点が取れるレベルまで引き上げることを狙います。各科目で3点しか取れない問題が2、3問ある位のレベルになるまで繰り返します。そしてこのレベルに到達すれば、労一の運ゲー問題にひっかからない限り、選択式も合格ラインに乗っていると考えて良いと思います。自分が合格した年はこんな感じの正解水準でしたので、実証済みっす。

 

その他の教材では、模試(2回程度)、白書統計対策の問題集を使います。

 

選択式対策では、テキスト読みでも工夫が必要です。社労士試験はテキスト読みが絶対に必要ですが、テキストの「読み方」がこれまでとは異なってきます。

 

どういうことかというと、社労士試験の勉強を通じて、テキスト読みは次の段階を経ながらレベルアップしていきます。

 

第一段階:その科目について触れる、知る、概要を把握する

第二段階:各内容を理解する、時に覚える

第三段階:選択式で出そうなところ、臭いところを睨みつける

 

選択式対策としてのテキスト読みは、いわゆる最終段階である第三段階目。この段階では、条文などで細かいところが出題された時に、確実に正解できるように臭いところを押さえていく読み方が必要です。

 

例えば安全衛生法の機械の部分。

 

譲渡等の制限、個別検定と型式検定などで、似たような用語が出てきます。

「譲渡」「貸与」「設置」「製造」「輸入」。それぞれ、どの条文のどこに入るか、押さえていきます。もちろん大変なので、可能な限りです。それぞれ、「あ、型式検定の内容と個別検定の内容はこう違うのか」みたいなことを気にかけながら、テキストを読むわけです。これが重要ですし、第1段階、第2段階とテキストの使い方が大きく異なるところです。

 

この時のテキスト読みのコツは、自分がいやらしい出題者ならどこをどう出して受験生を困らせてやろうか?という嫌なキャラになった気持ちで読むこと。

ちなみに、一時期の労一の試験委員になった気持ちはダメです。「どうせテキストからは出さないもんねー」になってしまうので。

 

次は判例対策です。労基は選択式で3点ですが、多くの年はそのうち2点分が判例から出ますので、判例を取れるかどうかで合否が決まる年があります。ここは、労基について「法律がそうなっている意味」をしっかり把握しながら学習を進めます。(当たり前のことですみません)。

自分は、社労士試験用の判例集 が市販で販売されていますので、これを1冊買って、時間があるときに目を通してました。電車の中とかサイコーです。判例は法が求めていることや原則、常識に従って、素直に解くのが吉です。また、ついに労基以外からも判例が出題されるようになってきました。これは試験的には良い傾向ですよね。社労士試験用の判例集 は労基以外の判例も乗っているので、対策の必要性は高まっています。

 

次に目的条文対策です。これは別記事で書いてますので、そちらをご参考下さい。

careerwokangaeru110.hatenablog.com

 

さて選択式は、社一と労一がそれぞれ5点ずつ配点されています。この2科目については、白書や統計からも出題されるため、まさに最後の難関になります。

 

まずこの2科目は、法令から出題がされたらほとんど確実に解答できる位まで、自身のレベルを引き上げます。労一は法令から全くでない年も多々ありますが、それでもテキストに載っている法令の内容は隅々まで学習します。そのためには、択一式対策をしている時に、問題演習量が少なくなりがちな労一社一について、補完するための問題集を用意し、対策を進めておくことです。一番良いのは、大原やLECなどの大手の通信教育で送られてくる予想問題などの問題集です。全科目をこなす必要はなく、この2科目分だけ利用します。質も本当に高いですので。

 

あるいは、この2科目は択一式と並行し、選択式対策を進めても良いです。

 

いずれにせよ、この2科目は法令から出たら確実に得点できる位の水準まで引き上げたいところです。

 

そして最後最後の関門が、白書統計対策です。

自分はこの統計問題がすごく嫌で、統計の1問で不合格になった年は本当に腹が立ちました。ですがこれが社労士試験ですよねー。ツイッターなんかでも、3年連続で統計で1点足らずに落ち続けている人などがいて、本当に同情してしまいました。今のトレンドでは減少傾向。このままでなければ、今社労士試験に取り組むのは大チャンスです。

 

さてさてこの白書統計対策ですが、自分の場合は、合格した年は勉強時間の4分の1はこの白書統計対策に割きました。予備校の教材が届くタイミングを待っていてはなかなか対策ができないので、翌年の試験でも出題対象となってくる、すでに出ている統計などについて、自分なりに目を通したりしていました。自分なりに穴埋め問題集の作成などにも取り組みましたが、これは効率が悪かったです。辞めておけばよかった。

 

あとは、予備校の教材をしっかりとマスターします。択一式がもう合格ラインに乗っていれば、白書統計対策にじっくり時間を使ってOK。ちなみに、大原の経験者合格コースでは、直前期に入る前にも、途中段階で、その時期から対策ができる範囲の教材が届きます。これはありがたい。この内容も、繰り返し学習します。

 

自分は、あとはプラスアルファで、直前期に他の予備校の白書統計対策を1講座取りました。問題演習のボリュームを割きたかったので。この費用対効果は悩むところ。不要としているサブテキストや講義もついてくるわけです。問題数だけで言えば少なく、コスパが悪いという見方もできます。問題演習だけでよければ、市販されている書籍を買って取り組めばOKかもしれません。ただ自分の時は、この追加で受講した教材からドンピシャで問題が1問でたんですよ。この1問に出会うために、わざわざ追加で1万円前後のお金を払ったわけですから。効果はありました。

 

こんな感じだと思います。

 

資格の学校TAC<社会保険労務士>各種コース開講