社労士ヒーハー!! 合格者が綴る試験対策ブログ

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【社労士試験】何度やっても覚えられない、忘れてしまう!という人へ送る勉強法(暗記法)

こんぬづわ

 

社労士試験で何がつらいって、覚える量が膨大過ぎることです。覚えきれないよって量だし、テキスト読んでもさっぱり頭に入らないし。それこそ雇用保険の基本手当の所定給付日数の表を覚えるだけでも苦労するのに、そんなの全体の0.01%とかそんなレベルじゃないですか。おまけに「デリック」だの「ベンゼンは表示対象」だとか出て来るしこれ本当に覚えるの?!正気なの!?

ああ社労士試験。苦行の試験。わかります。本当によくわかります。

 

自分も本当に苦労しました。もう二度とやりたくないです。

 

さて今回は、自分なりに覚えた方法を書いてみたいと思います。

 

突然ですが「エビングハウス忘却曲線」って知っていますか?

一度覚えた情報は

20分後には40%忘れる。

60分後には55%忘れる。

1日後には75%忘れる。

30日後には80忘れる。

そうでして、これを曲線にしたグラフです。

 

せっかく覚えても、20分後には40%も忘れてしまうなんて…。。

なので、社労士試験の勉強で、どんどん忘れるのって当然なんですよね。当たり前。ということで、まずは忘れることを受け入れるところからスタートしましょう♪

 

その上で、どうやって記憶を定着させるかです。もちろん、結局は「速やかに」繰り返すしかないわけです…。この「速やかに」というのがポイントで、学力がある程度のレベルまでくるまでは、「わからないこと、理解できないことをそのままにして前に進む」というのが重要になります。そして何回も何回も何回も戻ってきて、記憶に定着をさせていきます。ミルフィーユのように記憶の層を積み重ねていくイメージです。

 

社労士試験は結局のところ「暗記」がほとんどのウェイトを占めます。もちろん、理解をすることが大切な個所も沢山あります。ですがそれ以上に「暗記」が重要。理解できないところは理解できないままにして、覚えきれないところは忘れたままにして、可能な限り1回転にかかる時間を短くします。何度も何度も何度も戻る努力を重ねます。

 

また、社労士の予備校の講座は10月位から労基が始まり、最後の科目が終わるのが半年後とかです。約半年。とてもじゃないですが、この間、終わった科目を一切勉強しないのでは、記憶がもちません。つまりメインで勉強する科目と並行して、全科目(初年度の人は終わった科目)を少しずつ、復習していく必要があります。ここでも勉強のコツがありまして、別記事で詳しく書いてますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

careerwokangaeru110.hatenablog.com

 

 

さて、どーしても覚えられないところや、何度も間違える問題、あります。

 

5月以降の直前期に入ってきたら、そういった個所は地道に一つずつ潰していきます。ですので、何週目かには、そういった個所を記録しておかなくてはなりません。何週も通常の勉強を回しながら、これらの部分を集中的にゴリゴリと暗記しまくっていきます。

ちなみに「理解」できないところに関して言いますと、「理解」も「記憶」の1種と考えます。「理解」は要するに論点やポイントを簡素にまとめることができるか否かを自身に問います。こういう個所は講義の力を借ります。わからない箇所の講義+テキスト+問題(2,3問)を集中的に行います。

ちなみに自分は、覚えられないポイントを、こういうカード にまとめて、ファイリングしました。理解できない箇所は、簡素に概念化し、丸暗記しました。そうすると不思議と理解&記憶ができました。そしてこのカードを、何も見ないで再現できるまで書き写しまくりました。

 

まとめ方は、表などにしてまとめると覚えやすいです。例えば、国民年金と厚生年金の資格の取得と喪失の「当日・翌日」など、選択式のことも考えて、どっちがどっちだったか正確に覚えたいわけです。覚えられない論点だけを表にして、集中的に書き写しまくって覚えました。

 

自分はこの勉強方法で、6月に腱鞘炎になりました。笑えます。

【スタディング】社労士講座はこちら

 

最後に、どーしても何度も間違える問題についてです。

これは、ノートを使い「何度も間違える問題だけを集めたオリジナル問題集」を作りました。左ページに、その問題文(問題文が長ければ論点のみ)をちょっと工夫して書き写します。そして右ページに、その問題の答えと、該当するテキストのページを書きます。

 

ちょっとの工夫とは、問題文を書き写すときに、「〇×」で回答する形式のままではなく、論点を書いて答える形式に変換をしました。

 

例えば…令和2年の健康保険の過去問(問4 肢D)から。

標準報酬月額が56万円である60歳の被保険者が、慢性腎不全で1つの病院から人工腎臓を実施する療養を受けている場合において、当該療養に係る高額療養費算定基準額は10,000円とされている。〇か×か」という過去問。答えは法改正がなければ×のはずですが、仮にこの問題をどうしても何度も間違えるとします。

 

そうすると、ノートの左側に、こう書き写します。

標準報酬月額が56万円である60歳の被保険者の、人工腎臓の療養に係る高額療養費算定基準額は何円か?」という風。〇か×かのままで書き写すと、問題文と〇×をくっつけて覚えてしまい、覚えているんだか覚えていないんだかわからなくなることがあります。なので、こういう風に論点を答える形式に変換します。で、右側の答えのページには「2万円(テキストP〇〇)」と書きます。

 

こうやって、問題文の枝葉の部分をばっさりカットし、論点だけを抽出します。

実はこの論点を抽出する作業自体も、勉強になるんです。論点を正しく把握していなければ、簡素にまとめられません。そもそも論点を理解することができていないということになるわけです。

 

こんな感じにまとめていき、最終的にはこれがノート2冊分くらいになりました。そしてこのノートを何度も繰り返し、覚えていきました。悔しいですが、それでも間違えました。

 

夜も遅いので寝ます。

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