社労士ヒーハー!! 合格者が綴る試験対策ブログ

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【社労士試験】結局、独学でも合格できるの!?試験の特徴から考える、独学のデメリット。

こんぬづわ

 

社労士試験は、こんなに過酷な試験だと思いませんでした的な受験者てとても多いと思うんです。なにせ自分がそうでしたから。基本的には受験予備校の通信講座を受講するのが必須と思います(通学じゃなくて通信がおススメ!)が、今日は個人的に、独学のデメリットだと思うことを4つご紹介したいと思います。

 

デメリットその1

「テキストに書いてある内容を理解するのに時間がかかりすぎる」

講義による「ガイド」をすっとばして、いきなりテキストを読み込むことになるので、正直、テキストに書いてあることの「意味を理解」していくのに時間がかかります。市販のテキストの場合、多くは必要なエッセンスを凝縮して載せているので、はじめて社労士試験の勉強に取り組む人にとっては、無味乾燥の文字列が延々続いている印象をうけると思います。

 

自分の場合は、講義を受けてすぐにその個所のテキスト読んでを2周くらいやって、ようやく科目の全体像を掴めるようになりました(年金は3周かかりました…)。

 

講義を受けることで得られる「ある程度科目の概要、こんな法律であるというイメージを把握する」というステップなしに、いきなりテキストを読み込んでいくというのは、かなり過酷な作業だと思います。

 

自分とは違う優秀な方であれば講義を受けずにテキストを読んで理解していく、ということももちろん可能でしょうけど、あまりにも、あまりにも、あまりにも、タイムパフォーマンスが悪すぎると思います。

 

仮に優秀な人でも、講義受講のメリットは計り知れません。予備校のコストはかかりますが、何千時間以上も余分に時間を使うことになると思うので、結局、独学の方がコスト(時間とお金)がかかると思います。時間もコストなので。

デメリットその2

「試験対策のコツを仕入れることができない」

受験予備校の通信講義を受けると、その講座の売れっ子な講師が授業をしてくれます。これが非常に有益。なにせ経験豊富な各スクールの売れっ子講師ですから、長い経験をもとに、試験対策上のポイントを交えながら講義をしてくれます。「ここは力技で覚えるしかない」「ここは難解な割りに頻出というわけではないので、難しければ思い切って後回しにしてください」「ここはこうやって整理して覚えます」「ここは大事なのになぜか出ていないところなので要注意です」などなど。こういう受験対策上のコツを教えてもらいながら受験対策を進めることができるので、勉強がはかどります。こういうガイドみたいなものを得られないのも独学のデメリットです。

 

デメリットその3

「テキストの質に差がある」

受験予備校の場合、1科目につきテキスト1冊です。しっかり詳しく解説が書かれています。一方で本屋さんで売っている書籍などは、全科目を1冊とか2冊とかにまとめています。それだけ、内容を絞っているのですが、絞れば絞るほど、無味乾燥なものになっていきますし、文章としての意味を把握・理解することが難しくなります。社労士試験は条文を覚えたり理解したりしていきながら勉強を進めていきますが、あまりに余白が少なすぎると「書いてあることの意味がわからない」ということになるんですよね。なぜなら、前後のつながりがありませんので。受験予備校は1冊の詳しいテキストをもとに、さらに講師が講義をして意味や条文が意味しているところを解説までしてくれるので、テキストの理解もはかどります。

 

デメリットその4

「白書統計対策の効率が悪い」

これ、すごく重要です。通信予備校のコースにもよると思うんですが、予備校は何回か小分けにして白書統計の対策の講座を用意してくれるところもあります。白書統計は、当然最新のものが一気に出てくるのではなく、統計が出てくるタイミングは統計毎にそれぞれなわけです。大手の予備校は、ある程度講座が進んでくると、その時点で分かっている統計や白書の情報を出してくれます。独学の場合はこの情報を仕入れるのが自力になりますし、後回しにして試験間際にこれらを一気に覚えようとするのは、直前期の負荷がでかい!直前期の貴重な勉強時間のシェアをたっぷり奪われてしまいます。どれだけ労基や厚年を仕上げていったとしても、白書統計対策が全然できていなければ、不合格の黄色信号がともりっぱなしです。白書統計対策の効率が悪いのも、独学のデメリットです。社労士試験は最終的には白書統計対策にどれだけの効率的に取り組めるか、時間をかけられるか、は重要なポイントになりますから、この4点目は本当に死活問題になります。

 

以上です。

まさに初めて社労士試験に取り組む人から、何回か受験をしている人まで、万人に通信予備校を使うメリットがあると思っています。最悪、受験経験が長い人は、自分なりに受験対策の型みたいなものが出来上がっていると思うので、独学でもいけるかもしれません(そういう人は社労士24を使うのがありだと思います)。ですが、少なくともこれからはじめて社労士試験に取り組もうという人は、独学で取り組むのは少し考え直した方が良いと思います。