社労士ヒーハー!! 合格者が綴る試験対策ブログ

やっとこさ社労士試験を突破した人の受験応援ブログです。

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【社労士試験】重要科目とそうじゃない科目の見極めが重要!労働一般常識は重要科目として考える!

こんぬづわ

 

社労士試験は

労働基準法 いわゆる「労基」

安全衛生法 いわゆる「安衛」

労働者災害補償保険法 いわゆる「労災」

雇用保険法 いわゆる「雇用」

労働保険の保険料の徴収等に関する法律 いわゆる「徴収法」

健康保険法 いわゆる「健康保険」

国民年金法 いわゆる「国民年金

厚生年金保険法 いわゆる「厚生年金」

社会保険に関する一般常識 いわゆる「社一」

労務管理その他労働に関する一般常識 いわゆる「労一」

 

の10科目あるわけです。

それぞれの択一式 選択式の配点は…

 

科目  択一式  選択式  

労基  7点   3点

安衛  3点   2点

労災  7点   5点

雇用  7点   5点

徴収  6点   0点

健保  10点  5点

国年  10点  5点

厚年  10点  5点

社一  5点   5点

労一  5点   5点

 

となります。

 

社労士試験は合格率が大体7%前後の難関試験ですが、多くの不合格者は、択一式では合格点をゆうゆうクリアしていて、選択式の「あの1問」で涙を飲んでいます(学力的に合格水準に到達していない人は除いて)

 

近年、少しトレンドが変わってきましたが、社労士試験は「選択式」が合否を分けます。つまり「選択式」がメインの試験であり、「択一式」がサブの試験みたいなイメージです。ただ選択式は問題数が少ないので、まずは各10問×5肢=50肢を戦う択一式で合格基準を突破する学力をつける必要がありますから、合格までの過程(勉強)においては、まず「択一式」でその次が「選択式」になります。勉強においては最初の方は「択一式」をメインにしているため、ついつい試験全体が「択一式」がメインの試験のように誤解してしまうんです。

 

でも実際は「択一式」で基準点をクリアしている人たちが、選択式で涙を飲むか飲まないかを戦っている試験なので、メインは「選択式」なんですよね。もちろん、年によっては選択式に運ゲー問題が出題されない当たり年もあります。近年(2023年)は、その傾向が強いですね。このトレンドが続いているうちは、学力さえ上げれば合格できるので、かなりチャンスの時期。社労士試験を突破するなら今がチャンスです。

 

以前は毎年のように選択式の白書統計で「ことしの運試し!さあサイコロ転がして答えを選ぼう!もちろん合否を左右する問題です!」みたいな問題が毎年出ていましたが、判例の出題が労基以外からも出て来るようになったり「きちんと勉強した人が報われる正しい試験」に生まれ変わっているのかもしれません。

 

この辺りは「試験委員」が変わると出題傾向が変わるので、今の試験委員はただ暗記してきたのではなく、きちんと法律の内容を理解して、社労士として活躍できる人を合格させようとしているのかもしれません。

 

それが普通だとは思いますが。ついに社労士試験も常識的な試験になるのでしょうか。

 

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さてさて、もう一度それぞれの科目と配点を見てみてください。

社会保険科目(健保 国年 厚年)が優先科目なのは一目瞭然。

それ以外の科目で、重要科目のような顔をしているけど実はそうじゃない科目と、目立たないようにしているけど、実は重要科目…お気づきでしょうか。

 

そう、「社一」と「労一」これ、それぞれ選択式で5点が配点されている重要科目なんです。ここを重要科目じゃないと認識したままでいると、かなりの確率で選択式でミスをするリスクがあります。自分は、最終的には一番勉強時間を確保したのがこの2科目でした。法令なんかは、選択式で出てくれたら確実に全問正解する位のレベルまで引き上げる意識で取り組みました。(社一は広く浅くの科目なので、選択式の対策がしやすいです。)

 

重要科目みたいな顔をしている「労基」は、あまり合否を左右することは少ないです。選択式は判例からも出るので、基本的な考え方を理解することが重要で、あまりテキストの細部を暗記することに注力する必要性も薄いです。「安衛」とセットで、ようやく1科目のイメージです。なので勉強の優先順位は低い。徴収法に毛が生えた位の感覚でしょうか。

 

また、年金2科目は理解するまでは非常に苦戦しますが、一度理解をしてしまえば、選択式も択一式も得点が安定してくるので、後半はあまり対策に労力を割かなくてもよくなってきます。もちろんボリュームが多いので、記憶を定着させるために、時間的にはそれなりの割合を確保することになりますけどね。

 

一方で「社一」「労一」中でも特に「労一」は、白書統計からの出題割合が高いですから、どこまでも対策をし続ける必要があります。近年(2023年)はトレンドが変わったのか、運ゲー問題が出なくなってきました。ただ、またトレンドが変わるかもしれないし、本当に油断できない科目です。

 

社労士試験が最終的には選択式が合否を左右することが多いことを考えると、勉強の重要度の順位としては、「社一」「労一」が最終的には最も大きくなります。択一式対策はこの2科目はあまり必要ないので、ついつい後回しになってしまいます。択一式対策に注力している際はこの2科目は法令からの出題数が限られるため、得点への影響も少ないです。なので、問題演習の量を少ないままに択一式の学力を仕上げ、いざそこからこの2科目を含めた選択式の対策をはじめると、本当に痛い目を見ます。この2科目は選択式対策は、早い時期から、軽視することなく進めることをお勧めします。