講義を受講すると、すごく「理解した気」がします。
これが自分の場合は要注意でした。
社労士試験は結局は記憶の勝負です。社労士試験は「理解が重要」という人もいますが、自分の結論としては最終的には記憶だと思います。
ただ、記憶をするための前提として、理解が必要です。そういった意味では、社労士試験はまず理解、そして記憶。といった感じでしょうか。
ただ理解にこだわりすぎてしまうと、例えば年金の老齢厚生年金の繰り上げのあたりとか、滅茶苦茶難しいところで足が止まってしまい、勉強が進まなくなってしまいます。社労士試験は膨大な暗記量が求められるので、止まっていられないわけです。なので、どうしても理解ができないところは、理解をあきらめ、強引に文章を記憶していきます。理解をあきらめてでも、記憶するべきことを記憶していく、そんなイメージでしょうか。
で、講義を受けると、理解した気持ちになってしまい、その科目の学力が何となく上がった気になってしまうんですよね。これは非常にリスキー。理解しても結局は記憶(暗記)しないといけないですから、理解したところで…という話ですし、そもそも理解した気がするだけで、実際問題を解くと「あれ、あれれ」解っていなかったなんてことも。
なので、そこそこ理解ができたな、と思ったら講義の受講は終了!あとはひたすらテキストを読み、問題集を解き、暗記暗記です。
ちなみに自分は合格した年は、前年の不合格で心が折れてしまい、あまり勉強しませんでして、講義も1回転さえしませんでした。(試験前1週間もトータル数時間位しか勉強しませんでした。。)それでも前年の記憶貯金でなんとか合格しましたから、どこかで講義は卒業する必要があるのかな、と思います。
とはいえ再挑戦の年でも、一回は講義を受講した方が良いと思います。やっぱり法改正で内容が変わっているところとかありますし、勘違いしていたことに気づいて「はっ」としたり、なんてこともありますので。