社労士ヒーハー!! 合格者が綴る試験対策ブログ

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【社労士試験】択一式で合格点を取る勉強方法!誰でも実現可能な方法を解説します。

 こんぬづわ

 

今回は択一式で合格点を取るための勉強方法についてお話をしていきたいと思います。最初社労士試験に取り組む際、自分は結構軽い気持ちでこの試験の門をたたいてしまい、内容のつまらなさとテキストに書いていることの意味不明さに、圧倒され、初年度は箸にも棒にも掛からぬ点で不合格と相成りました。

 

その後数年の間をあけ、真剣に取り組み始めたんですが、社労士試験合格の第一歩は、まずこの「択一式」で合格点を確実に取れる水準まで学力を上げることが求められます。イメージですが、模擬試験や本番の試験で、悪いときでも模擬試験で公表される想定合格ライン+5点位を安定して取れる位のレベルでしょうか。良くても悪くても7割前後まで常に点が取れるようになると、第一段階は突破です。

 

ではどうやってここまで学力を上げるかですが、まず初めて社労士試験を勉強する人は、通信講座の講義だけをざっと1回転。初めての科目について「お知り合い」になります。この科目は何となくこんなことを学んでいく科目なんだ、この科目は大体これ位のボリュームなんだ、これ位の難解度なんだ…と、その科目について知ります。この最初の1周目で、特にテキストを読み込んだり、問題集を解く必要はないと思います。そして必ず、理解が追い付かなくても立ち止まらないこと。立ち止まってしまうと、どんどんタスクがたまってきて、回らなくなります。最初の1回転目で完全に理解なんてしようとせずに、とにかく、1回転をさっさと終わらせることです。自分は講義は1.5倍速で視聴していました。

 

そして2回転目。2年目3年目の方は、これが1回転目になります。2回転目からは、講義+テキストです。まず講義を数ページ分受講し、一区切りで一時停止し、その個所のテキストを読む、それを繰り返していきます。講義全部受講⇒テキスト全部読了というやり方だと、講義で解説してもらった内容の記憶が続かないので、テキストの理解や、テキスト読みの効率が上がらないんですよね。講義とテキストを紐づけて理解を進めていくことが2回転目でのミッション。この2回転目でも、まだ問題集は不要です。講義⇒テキストを細かく刻んで学習するだけでも、結構時間がかかると思いますが、頑張りましょう。テキストは、理解できないところは理解するまで勉強なんてせずに、わからないままガンガン前に進みます。大丈夫です、何回も何回も何回も戻ってくるんですもん。2回転目で理解できなくても、〇回転目ではわかってくるはず。

 

そして3回転目。ここからは講義は卒業です。2回転目で、講義とテキストを紐づけましたから、ここからは一旦自力でテキストを読み、該当の個所の問題集を解く、というのをやっぱり細かい区切りで行っていきます。この時の問題集は、択一式の過去問を使います。2年目、3年目の方であれば、この1周目が終わったタイミングで「確認テスト」を解きます。はじめて社労士試験に取り組む場合は、「確認テスト」まで取り組む余力はありませんのでやらなくてOKです。それよりもどんどん前に進む、あるいは最初に戻り、回転数を増やす努力をします。そしてこのタイミングでも、まだ理解できないところについて理解を深めるべく立ち止まるなんてことはしません。さあ、わからないところはわからないままにして4回転目へGO!

 

そしてこの3回転を行っている間に、並行して絶対にやらなくてはいけないことがあります。それは、他の科目の「テキスト+問題集」を並行して行う事です。

 

社労士試験は10科目あります。大原さんの経験者合格コース(初めて受験する方でも経験者合格コースはお勧めです)は10月中旬位から労基が始まりますが、全科目が完了するまで、4月一杯位までかかります。そうすると、最初の労基を学習したのが、もう半年前とかそんな過去の話になってしまうんです。

 

なので、メインで勉強している科目を学習している最中に、必ず並行して、他の科目のテキスト+過去問を学習し続ける必要があります。要するに、常に、日々2科目以上を勉強しているイメージです。まだ新しいテキスト・問題集が到着していない科目については、昨年のものを使います。

そしてこのメインで勉強している科目以外の科目をどう並行して勉強していくかですが、なにせボリュームがあるので、労基の頭から全問を順番に解いていくというやり方はお勧めしません。そうすると、何か月も勉強しない科目が出てきてしまいます。お勧めの方法は、過去問の末尾の数字を順番にこなす方法です。具体的には労基の「1番 11番 21番…」と問題を解いていき、例えば311番が末尾1番の最後の問題であったとすると、311番の問題を解いたら労基の「2番」に戻るのではなく、「安全衛生」の「1番 11番 21番」と進んでいきます。そして最後の科目の末尾1番の問題が終わったら、そこから労基の「2番 12番 22番」とこなしていきます。もちろん、間違えた問題はテキストで読み返します。この学習方法の良いところは、短期間で多くの科目に触れながら学習を進めていくことができるので、「お久しぶり科目」が登場しないため、常に全科目がフレッシュな状態で保たれることです。

自分の場合は、1週間~10日の中で、必ず全科目の問題を解いたり、テキストを読んだりしていましたと思います。

メインで勉強している科目:テキスト+過去問(択一)+確認テスト

サブで勉強している科目:テキスト+過去問(択一)+確認テスト(場合によっては間違えた問題のみ)

あとはこれを4月一杯まで、ひたすらぐるぐる回し続けます。これを4回転、5回転、6回転とやり続けていきます。なので、やみくもに教材を増やすのは絶対NG。そんな暇があれば、とにかく回転数を上げる努力に時間を注ぎます。

ただサブで勉強している科目は、テキスト読みの回数も確保しなければならないので、テキスト読みに集中する回も確保します。(4回転目、7回転目位でしょうか)

また、選択式対策もしないといけないので、選択式対策に集中する回も作ります。これをひたすら続けていけば自然と択一式は合格水準まで仕上がっていくと思います。

(もし余裕がある人なら、安衛・社一・労一は択一ではなく選択式の問題集をやるのもありです。というか、そっちの方が合格は近づきます)

 

そして5月以降の勉強の仕方ですが、このタイミングでまだ択一式の合格水準到達に自信がない場合ですが、結局、繰り返すのみです。元も子もなくてすみません。

 

メインで勉強する科目+サブで勉強する科目の先ほどの勉強(講義以外)を労基から再開します。

 

おそらく、試験までになんだかんだ3~4回転くらいはできるはずです。サブで使う問題集は増えていきます。それは、「模試で間違えた問題」「社労士合格のツボ 選択対策 (TACさん)」「法改正の問題」「白書統計の問題」です。サブ盛りだくさん。そしてここで注意したいのが、問題集に関してはそれら以外は一切手を付けないことです。択一式の合格水準にまだ到達していないという事は、これら以外の問題集にはとてもじゃないですが手は回らないと思います。

 

ちなみに脱線しますが・・・選択式は、大原さんの講座で届く問題集はかなりボリュームがあるので、こなしきれない人は、TACさんで市販されている「社労士合格のツボ 選択対策 」を使うことをお勧めします。

 

ここまでくれば、過去問をトータルで7回転とか8回転していると思いますから、結構良い勝負になってくるはずです。タイミングによっては、メインで勉強する科目とサブで勉強する科目がかぶります。これもよしとします。

 

問題は年金の深い部分など、どうしても理解ができていない箇所をどうするかです。こういった箇所は、その個所を限定して、講義の力を借ります。講義+テキスト+問題集をその部分だけ、少し時間を取り重点的に学習すると良いと思います。

自分は「労一」の「同一労働同一賃金」のところ、「派遣法」の内容と「パートタイム・有期雇用労働法」の内容の違いがなかなか整理がつかなくて、ここの部分だけ何度も講義を受講した記憶があります。あとは国民年金の「合算対象期間」とか「老齢厚生年金の繰り上げ・繰り下げ」の部分とかもそうでしたね…しみじみ。

安心してください、あなた様が難しい、覚えられないと感じるところって、他の受験生も、合格者も一緒ですから。

模試の使い方とかいろいろありますが、まずは全体的なイメージまでです!!