こんぬづわ
今日は自分の後悔も含めてのお話です。
当然ですが、社労士の試験は「社会保険」と「労働保険」の手続きに関する勉強が中心になります。ざっと手続きに関わる被用者保険の科目で言うと
・労災保険法
・徴収法
・健康保険法
・厚生年金法
です。これらの法律って、最初勉強するときに、概要を理解するのに苦労しませんでしたか?自分はがっつり苦労しました。雇用保険の似た用語ラッシュと数字ラッシュに頭を殴られ、健康保険のボリュームに打ちひしがれ、厚生年金の難しさに叩きのめされました。
社労士試験の勉強はまず理解、そして記憶の順番で進めていきますが、この「理解」が最初の関門です。初めて社労士試験に取り組む人なんかは、ここで嫌になって辞めてしまう人も結構います。
で、これらの法律って、一言で言ってしまうと「どんな人に何があったら、どんなお金がもらえて、それはどうやって請求出来て、いくらもらえるか」の法律じゃないですか。基本は。国庫負担とか除いて。
すみません、超ざっくりで。。
しかしですね、テキストは条文ベースでこれらのことが書いてあるので、最初すごく概要を掴みづらいんですよ。簡単なことも難しく言っているというか。でもこれは試験が最終的にはテキストに載っているような表現で出てくるので、仕方ないんですよね。ただ初めて勉強する人にはなかなか「書いてあることの意味を理解する」だけでも一苦労なわけです。
でも先ほど言った通り、結局は全部「どんな人に何があったら、どんなお金がもらえて、それはどうやって請求出来て、いくらもらえるか」について書いてあるわけです。
社労士試験に向き合う人にはこの表現でいいんですが、基本的にはどこかの中小企業の経営者や、総務担当者がこれらの手続きをするわけなので、テキストに書いてあるような表現で手続きの説明されるととても難しいわけです。
なので各役所で、こういった人たちにむけて「中小企業のみなさん!人を雇ったら労働保険に入りましょう」的なパンフだとか「労働法の概要」みたいなパンフだとかそういった、制度の概要を説明するパンフレットを置いてあるんです。
これが、社労士試験の勉強のとっかかりに滅茶苦茶役に立つはずです。合格して、本当に後悔しているのは、もっとこれらの役所パンフだとか厚労省が出しているリーフレットだとかを活用すればよかったということです。
役所は社労士試験の勉強をしていない一般の人がわかるように案内パンフを作っていますので、新しい科目に取り組む際は、対応する役所に行って、読んでみてください。法律の概要がわかりますし、各給付や適用なんかについてもわかりやすくまとめられています。